治療室すずみのすずみ通信

先日の記事　"患"という字　の訂正&追加です。

また理屈の思考回路がスタートしてしまいました…。
興味の無い方は飛ばして下さって構いませんよ


おとといのblog『"患"という字』　には、個人的解釈満載でした。
そして、早速誤りに気づきましたので訂正します。



『心は目に見えないから、私は、物が貫通するとは発想しなかった』　という主旨のことを既述致しました　が、

漢辞林にて、"心"　という字を調べたところ、
『心は、繊である。(繊維のセンの字)
　識(し)るところ、繊細微小にわたり、物で貫通しないものはない』　との記載が!


要するに、心は、体中にくまなく"ある"、生体のどこにでも微細に入り組んで"ある"。ということでしょうか。
ということは…どこを刺しても(触っても)心を刺す(触る)　ということです。


その発想に、更にビビッときてしまいました



心身一如。
こころとからだは一致しているかのように、同じ様相を呈します。
治療していての実感です。
私は、体に鍼を打っているように見えて、実は、あなたの心に鍼を打っているのかもしれません

東洋医学の視点から考えると、
心が全身に"ある"という指摘は、バッチリ的を得ています。
また、最後に書いた、あなたの心に鍼を打つということも。

今まで気づけなかった私の盲点。
"患"の字にドキッとして、調べてみてよかった!　勉強になりました。
ひらめきって大切〜

心をこころと読むか・しん(心経)と読むかでも意味が違ってくるな…。